【経験者は語る】仮面浪人は就職活動にどう影響する?履歴書にどう書くべき?

仮面浪人をする人が一度は気にすることの1つ、仮面浪人と就職活動の関係。

就職活動において仮面浪人はどのように受け止められ、どのように評価されるのでしょうか?

2017年入社、社会人2年目の私が実際の経験を踏まえてご紹介させていただきます。

 どんな就職活動をしていたのか?

まずは私がどのような就職活動をしていたのかについてです。

・ 国公立大学文系卒、体育会所属、留学経験なしの一般的な学生
・ インターンシップには全く行かず、16年3月1日から就活開始
・ 商社、建設、エネルギーなどの業界を中心に就活
・ プレエントリーは200社以上、ES提出は14社
・ 内々定は7社。最終的に5大商社のうちの1つに入社(現在は社畜)

「超売り手市場」と呼ばれる就活情勢に乗っかり、ありがたいことに第1志望を含む7社もの企業から内々定を頂戴いたしました。受験の時とは大違いでしたね。(笑)

リクルートの運営する”就職みらい研究所”の調査によると、2016年10月1日(内定式)時点での1社以上の内定数を持つ就活生のうち、3社以上の内定をもらった人数比が33.2%ですので、少なくともこの3割強の中にはいるようです。(内定保有者に見る比率なので、全就活生における比率をみるともっと少ないのかもしれません)
 
(出典:https://www.recruitcareer.co.jp/news/20170929.pdf p.9より)

手前味噌で大変恐縮ですが、比較的成功した就職活動と言えるのではないでしょうか。

私は就職活動において履歴書にはもちろん、面接においても仮面浪人のことを企業に伝えていました。

それでも業界の異なる7社から内々定を頂けたので少なくとも、仮面浪人のことは就職活動で不利になることはないということを皆さんにお伝えしたいです。

ただし伝え方によっては仮面浪人の経験が評価されない可能性があることに注意してください。

 仮面浪人がマイナス評価される場合とは?

まず認識して頂きたいのですが仮面浪人は100%プラス評価される経験とは言い切れません。

なぜなら客観的に見たときに”仮面浪人”から伝わるイメージには良い面・悪い面があり、面接等においては下手するとその悪い面のみが伝わってしまう可能性もあるためです。

仮面浪人の悪い面の例を挙げると「諦めが悪い」「中途半端」「独断的」「お金の無駄遣い」などがあります。この悪い面を面接官に感じさせてしまうと仮面浪人の経験はプラスどころがむしろマイナスとなりかねません。

【良い面】
・ あきらめない心を持っている
・ 誘惑に負けない精神力を持っている
・ ”合格”という結果を出している
・ 学生生活と受験生活を両立できるだけの計画性、要領の良さがある
etc
【悪い面】
・ 諦めが悪い
・ 中途半端、浮気性
・ 協働することなく1人で結果を出そうとするなど独りよがり
・ お金の無駄遣い
etc
基本的に仮面浪人の経験は好意的に受け止められる場合が多いですが、全員が全員、仮面浪人という経験に「すごい!」と思ってくれるとは限りません。
私も実際、OB訪問において仮面浪人をしたことに対して微妙な反応を示されたこともありますしね。笑
 

そこで大事なのが、ES・面接での伝え方!!

まず、ES・面接等において仮面浪人のことをこちらから積極的にアピールすることは控えたほうが良いです。

え?となるかもしれませんが、これには理由があります。

理由① 先述したように仮面浪人の悪い面のみを捉えられる可能性があるため
理由② 仮面浪人の経験は、必ずしも企業が学生に欲している能力に合致しないため

理由①については自明だと思いますが、問題は理由②です。

仮面浪人の経験を通して企業側に伝えられるあなたの強みは「あきらめない心をもっていること」「一人で困難な環境を乗り越え結果を出したこと」「要領の良さ」などがあると思いますが、これらは基本的にそこまで企業側に評価される項目ではありません

なぜなら仮面浪人の経験が企業の求める能力であるコミュニケーション能力や、チームに貢献する能力といったものに結びつかないためです。

ビジネスを行うにあたっては1人で完結する業務は存在せず、すべてチーム・組織で行います。したがってチーム・組織でビジネスを行うにあたって円滑な意思疎通を行える能力は必須ですし、常にチームに貢献することを考える必要があります。

私も会社にはいってこのことを痛感しているのですが、円滑に意思疎通できる能力や、チームに貢献する力といったものがいかに重要かを感じています。ビジネスって専門家やプロが集まって意見を出し合って進めるものですし、業務量的にもチームで取り組まないと対処できないので…。

実際に「企業が学生に求める能力」を見てみると、ダントツ1位で”コミュニケーション能力”、2位に”チームで働く力”などがランクインしています。

つまり、ES・面接においてはそれら能力をアピールできるような経験、エピソードを面接官に伝えることが必須となるのですが、仮面浪人の経験はそれらを満たす経験とは言い難いです。

従って、仮面浪人の話をESに盛り込むことや、面接でこちらから積極的にアピールすべきものではないと思います。

それよりももっと効果的な経験・エピソードを伝えるほうがより良いかと思慮されます。

でも面接でいきなり仮面浪人のことを聞かれたらどうすればいいの?

もちろん、返答の準備はしておきましょう。私も何度か面接で聞かれました。

少なくとも以下の質問については聞かれることを前提に準備したほうが良いです。

① なぜ仮面浪人をしたのか?
② 仮面浪人に失敗したらどうするつもりだったのか?
③ 仮面浪人をしたことで学んだこと、成長したことは?
④ 仮面浪人中、一番大変だったことは?
③以外の質問でも、必ずそこから学んだこと、成長したことをを面接官につたえポジティブな形で締めることが重要だと思います。

思い返すと、仮面浪人のことを聞かれたのが面接に進んだ14社中3社で、特に①、④については各社とも聞かれました。
いきなり聞かれたとしてもうろたえるのではなく、むしろアピールする場として活用しましょう。

と、こんな感じで企業にアピールしていたのですが、現在働いている会社からは特に仮面浪人のことに聞かれました。
個人的にも興味があったので後日談として人事の方に仮面浪人のことについて伺った話を紹介させていただきます。

 仮面浪人?そんなものなんの問題もない。

飲み会で人事の方にお話しを伺うと、

「仮面浪人? あぁ、なた君がしていたやつね。なた君が仮面浪人をしていたことはもちろん会社側も把握している。けれど仮面浪人をしていたことでなた君の評価が下がったということは一切ない。むしろ仮面浪人の話をきいて根性あるやつだなと評価されていたよ。(笑)評価基準では色々言えないこともあるけど、これは本当。実際になた君の同期にも何人か仮面浪人をしていた子はいるしね。」

と、こんな感じの回答をいただきました。

もちろんこの方が嘘をついており、仮面浪人であることも考慮されている可能性もありますが、採用後であることや、あの話しぶりをみるとあながち間違いではないと思います。

ここで1点注意!!

ただし、ここで注意しなければいけないのが太字部分「なた君が仮面浪人をしていたことはもちろん会社側も把握している」という点です。

つまり会社側はきちんと内定者の履歴書を読んでおり、しかも会社側も把握しているということは人事内で少なくとも一度はその話が出たことを示唆しています。

もちろんいちいち履歴書の裏付けをしているわけではないと思いますが、人事は履歴書をきちんとチェックしていることを忘れてはなりません。

他のサイトを見ていると、「仮面浪人のことは履歴書に書かず、普通の浪人をしていたことにするべき!」なんて書かれてたりしますが、これはれっきとした経歴詐称です。

最悪の場合、内定取り消しや、解雇となる可能性もあるために履歴書の改ざんは絶対に行わないようにしましょう。

こんなくだらない理由で悲惨な目にあう必要はないですからね…。

 まとめ

仮面浪人のことについて、こと就職活動においては過剰に反応する人もいるのかもしれません。(経歴詐称を進める人とか…。)

ただ、経験上、仮面浪人であるからといってバッテンがつけられることもなく、伝え方によってはむしろ有利になるとさえ感じました。

といってもいくつか注意しなければならない点もありますのでそれについてはご留意くださいね。

では!

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